BijaBlog

日本人と外国人が入り交じる職場で働いている外資系社会人の頭の中。Twitter: @gaishibija

転職についての意思決定プロセスとベストな相談相手についての考察

サラリーマンの方の中には、そろそろ転職に向けて
動く方とかいると思います。
日本は4月が年度初めなので、そのタイミングを機に
動く方が多くいると思うんですが、そうするとまさに12月という今の時期は
転職活動のピークですよね。

かくいう自分も近々退職→新天地へと旅立つわけなんですが、
どのような意思決定、葛藤があって今に至るのかを
シェアしていければと思います。

まずこれは全員に言えると思うんですが、転職を考えるときって
なにかきっかけがあると思います。
現状に不満がある、とか、もしくは良いオファーがもらえた、とか。
良いオファーがもらえたというのは喜ばしいことなので、今回は省きます。
大多数の方は現状に不満を抱え、それを打破するために転職、
というのが多いと思うので。

不満があるにしろなんにしろ、まずは言語化してそれに対する解決策を考えることですね。
不満を洗い出したうえで、それを解決するために転職がベストな選択肢であれば
転職しましょう。
仮に転職しなくても解決できるようなものであれば、今の環境でもうひと踏ん張りしてみるというのも
1つの選択肢だと思います。

逆に、この時点で不満を洗い出す作業をおろそかにすると、
そのあとに取る行動すべてがちぐはぐになってしまいます。
ここは時間かかってもいいのでちゃんと自分と向き合うべきだと思います。
普段なんとなく考えていることも、きちんと紙に書くなりなんらかの形で
アウトプットすることにより、自分の進むべき道が見えてくるはずです。

で、不満を洗い出した結果転職をする決断をしたとします。
この時点ではまだ主観的な視点でしか物事を見てないので、
僕はこの段階で人に相談した方がいいかなと思ってます。
一人で決めちゃってもいいんですが、やはり自分にない視点を持っている
他人というのはいつまでも大切にしたいものです。

では、誰に相談するのか。
親?気の置けない友達?

まず、親は僕の中ではないです。
これは僕のケースですが、僕の両親は
いわゆる大企業崇拝が強いので、
ものすごい保守的です。
自分の親を悪く言うつもりは全くないし、
むしろ今では感謝・尊敬しているぐらいなんですが、
転職については相談する必要はなく、事後報告でいいと思っています。
転職するかも、などと相談した日には、反対されるのは目に見えております。
なので、僕はまだ一言も言ってないですね。笑

次に、友人。
これはケースバイケースですね。
ああでもないこうでもないと色々と意見をくれると思うので、
多くの場合色々と考えるきっかけをくれると思います。
ただ、玉石混交なので効率はよくない可能性があるかなと。

僕がおすすめするのは、「同業界で働いている人」です。
同じ会社では、競合他社で働いている人に相談すると
非常に貴重な知見が得られると思います。

理由としてはいくつかあるんですが、やはり同じ業界に
身を置いていて話が合うところと、転職のメリットとデメリットを
他の人よりは冷静に見れるところですかね。

まず、相談するにしても違う業界にいる人に話したとしても、
質の高いアドバイスは返ってきません、おそらく。

僕に製造業の会社に勤める友人がいたとして、その人が
転職を考えているとする。
もう、何てアドバイスしていいかわかりません。笑
製造業特有の悩みとかよくわかんないですし。
なので、いやならやめれば?とかになってしまいます。笑
適当すぎると言われても、そのマーケットのこと詳しくないので
しょうがないですよね。

じゃあ同僚に相談すればいいじゃないか、という声もありますが、
まあさすがにいないですよね。笑
100歩譲って相談したとしても、あなたが優秀なら引き止められるし、
能力低かったら放置されるだけだし、ようするに相手は相手の利害を
もとに物を言ってくる可能性が高いわけで、どちらにしろ参考にはならないと思います。

これが競合他社の人間だと、ちょうどいい塩梅なわけです。
マーケットの知識も共有できているし、利害関係もない。
まあ、優秀だったら引き抜きにかかるかもしれませんが、
そういうのは話していればわかるので。

先日、Twitterで絡ませていただいているゴッホさんとお会いして
飲んでたんですが、偶然にも働いている業界が一緒だったので
けっこう盛り上がりました。

アカウントはこちら→ ゴッホ (@goph_) | Twitter


僕はもうその時転職すること決まってたんですが、

色々と参考になる意見など頂戴出来ましたので、

決まる前にお会いできていればもう少し意思決定のスピードは上がっていたかもしれません。

あの夜の会合がきっかけで今回の記事が書けました。笑
ゴッホさんありがとう!!