タレントの卵たちが知らないタレント事務所のビジネスモデル
東京にいると、しばしば女の子に声をかけている
男性をみかけることがあります。
まあナンパもあるんですけど、よく芸能事務所の人が
タレント募集とかで声かけてますよね。
職場の近くでちょくちょく見かけるので、
今日はそのことについて論じてみようかと思います。
というのも、先日芸能事務所を経営されている方に
うちで働かないか?と誘われたことがあり、
その時にどういったビジネスモデルで運営しているのか
ざっくり教えてもらえてけっこうおもしろかったんですよね。
真新しいものではないですが、普段あまり意識していない
芸能事務所の収益構造の片鱗を知ることが出来て有意義でした。
※ちなみにいただいたオファーはしっかりと
お断りしました。笑
転職を考えている時期だったので話だけ聞いたんですが、
今よりさらにきついうえに自由な時間が減るし、
給料も下がるという三拍子そろったやんちゃなオファーでしたので。笑
さてさて、夢を持った女の子たちが希望に胸膨らませて
事務所に入るわけですが、こういう人たちは大部分が
事務所の金づるになります。
芸能事務所もボランティアではなくビジネスでやっているわけですが、
スカウトされた女の子は例外なく登録料を支払います。
これですが、事務所の「喧嘩金」になります。
すなわち、投資用の資金。
「うちで一緒に頑張ろう」といううたい文句でスカウトしてきますが、
彼らは投資用のお金が必要なだけです。
もちろん、スカウトされた人の中からスターが生まれる
可能性はありますよ。
ただ、ものすごく低確率で、数字にすると誤差みたいなものです。
なので、ここではスカウトされた女の子=投資用資金とでもしましょうか。
登録料の他にも、ダンスレッスン、ポージングレッスン、などなど
各種レッスンにお金がかかるわけで、おそらくここからも一部資金が
事務所に流れているかと思います。
で、こうしてせっせと集めた資金がどう使われるかというと、
その事務所の中で一番売れそうな子をプッシュするために使います。
うちの子をこの番組に出してくれ、とか、この雑誌のこのコーナーに
お願いします、と言いながらお金を積むわけです。
TV局だったり雑誌の出版社に対して、お金を積んでお願いするんです。
こうして苦労して大金を積んで、運良く売り出せたとしましょう。
しかし、ここからは資金力も大事ですが運も関わってくるし、
ラッキーでテレビに出れたとしてもその子がすぐにがんがん売れる、
ということはまずないです。
スカウトされた女の子のなけなしの資金が、売り出し中の子を
売るための資金として使われ、運良くその子が売れてリターンを
もたらすこともありますが、だいたいはTV局の懐に入って終わりだと思います。
投資資金が尽きてきたらまたスカウトして人を集めて、お金を集め、
売り出す子に投資する、、、これの繰り返しです。
事務所でひとり売れっ子が出れば、その子はキャッシュを
継続的に生み出してくれることになるので、
芸能事務所は売れっ子を出すために血眼になって併走するんですよね。
で、売れっ子が出ればその子を更にプッシュして、
第二の売れっ子を出すために頑張る。
売れっ子をたくさん抱えている事務所はキャッシュも潤沢にあるし、
バーターとして新人を売り出す、とかも出来るので、
やっぱり芸能界目指すなら大手からなのか、という結論に至ってます。
テレビに出やすいのって、例えば大手事務所に所属しているとか、
あとは親の七光りとか色々ですが、ようするに自分の実力以外の部分で
決まっている部分がすごく大きいんです。
だから、原宿を歩いてたらスカウトされちゃった、とか自慢してる子は
さぞかし嬉しいとは思うんですが、実情は事務所側がただ単に
資金集めをしているに過ぎないんですよね。
なので、聞いた事もない事務所にスカウトされて芸能界を
目指すというのは、確率で考えると期待値が鬼のように低い
負けゲームであると自覚した方がいいかと。
こういうのって、夢見る女の子とかは深く考えずに
突っ走ったりしがちですよね。
なので、迷っている女の子の背中を押す意味で
事務所がどのようにお金を稼いでいるかまとめておきました。
意外に知らない人多いと思うんで、参考になればいいかなと思います。