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日本人と外国人が入り交じる職場で働いている外資系社会人の頭の中。Twitter: @gaishibija

「公私混同」を実践していたホストファミリー


公私混同が最高の人生である - BijaBlog

※前回の記事

 

僕が公私混同な人生に憧れ始めたきっかけというのがあるんですが、

海外に留学していたことが大きいかと思います。

 

初期の頃には現地で一緒に住むような友人も当然ですが

いなかったので、まずはホームステイをすることになったんですが、

その家族がとにかく人生を謳歌してましたね。

 

子供の誕生日とかなにかの記念日は平気で仕事休んでましたし、

それで次の日徹夜で仕事して埋め合わせているかというとそうでもない。

 

人生におけるプライオリティが、僕がお世話になったホストファミリーは

すごく明確でした。

 

まず、何より家族優先。

先にも書きましたが、重要な取引先とのミーティングより

子供の誕生日の方が重要です。

 

仕事だから、という理由で記念日をおざなりにしたり、

誕生日を無下にしたりはしません。

 

まあ、仕事を放り出していいということではないですが

きちんと人生のプライオリティつけているなと感じました。

 

翻って自分、そして自分の家族はどうだっただろうと考えたとき、

とても悲しい気持ちになりました。

 

僕の家族に限らず日本人の大多数は当てはまると思いますが、

自分のやりたいこととかよりもまず仕事が圧倒的にプライオリティ

高いと思います。

やりたい、やりたくない、好き嫌いは関係なく、

なかば問答無用で仕事が最優先事項ですよね。

 

僕の父親もそういった例に漏れず、昔は馬車馬のように

働いてました。

 

帰りはいつも遅く、休日は昼まで寝ている、という生活。

仕事をするためだけの人生、まさにそんな感じでした。

 

まあ、そのおかげで家族は何不自由ない生活をさせてもらったし、

僕もめいっぱい好きなことさせてもらえたので感謝はものすごーくしてますが。。。

 

ただ、そんな父親の人生ってなんなんだろうと

考える時がふとあります。

英語で言う"Work for work's sake"になってないかと

思う時があります。

 

働いて働いて、それで自分の夢が叶う訳でもないが、

ただ働く。

 

大学も行かせてもらい、さらに海外留学まで援助してくれた

父親には頭上がりませんし、感謝してもしきれませんが、

同じ人生を歩みたいのかと言われればイエスとは言えません。

 

自分の子供に対しても、必死で働いている余裕のない父親ではなく、

公私混同、つまりやりたいことを目一杯やりながら人生を楽しみ、

それを背中で語るような父親でありたいと思ってます。

 

僕も子供の頃は、働きまくっていつもイライラしている父親が

好きにはなれなかったというのがあるので、やはり目指すべきは

好きな仕事で人生を楽しみ、公私混同しまくっていくことでは

ないでしょうか?

 

自分の子供には、自由なライフスタイルを謳歌している姿を

見せたいものですね。

 

幸い今の父親は仕事も落ち着き、これでもかという勢いで

旅行に行きまくっています。笑

昔よりも顔が優しくなりましたし、話しやすいかなと。

人間はやっぱり好きなことしている時が一番イキイキしますね。